肺がん治療

肺がん手術件数

肺がんは未熟な医師の手術で、不用意に血管を傷つけたり、縫い合わせが不十分だったりして出血し、まれに患者が亡くなることがある。病院として技量を維持するためには、週に1件、年間50件以上行っていることが望ましい。日本胸部外科学会により手術件数と死亡率の相関関係が発表された。肺がん手術数年間10回未満の早期死亡率は1.6%。150回以上の場合は0.3%。

手術後5年生存率

生存率は医療機関によって大きな差があるが、同じ期でも高齢者や肺機能が低下した喫煙者らを多く手術した医療機関では生存率が低くなってしまうので、その数字がそのまま病院の優劣につながるとはいえない。医師の説明を聞く際のひとつの参考の指標としよう。

秋田大   肺がん手術件数(56)

都道府県 秋田
医療機関 秋田大
住所 秋田市本道1-1-1
電話番号 018-834-1111
医師名 小川純一
肺がん手術件数 56
うち胸腔鏡手術件数 21
平均入院日数 19
1A生存率 90.3
1B生存率 60.9
2B生存率 52.4
3A生存率 31.4
※注
全国の肺がん手術を行っている主要施設に対し、2006年の治療実績とその内容のアンケート結果。(1期)は1A期と1B期を合算した生存率で、(2期)(3期)も同様。医師名空欄、「−」は記載なし。

肺がんの進行度を表す病期(ステージ)

肺がんはがん病巣の拡がりぐあいで病気の進行を潜伏がん、0、I、II、III、IV期に分類します。

潜伏がん
がん細胞が、たんの中に見つかっているが、胸の中のどこに病巣があるかわからない非常に早期のレベル。
0期
がんは局所に見つかっているが、気管支をおおう細胞の細胞層の一部のみにある早期のレベル。
1A期
がんが原発巣にとどまっており、大きさは3cm以下で、リンパ節や他の臓器に転移を認めないレベル。
1B期
がんが原発巣にとどまっており、大きさは3cmを超え、リンパ節や他の臓器に転移を認めないレベル。
2A期
原発巣のがんの大きさは3cm以下であり、原発巣と同じ側の肺門のリンパ節にがんの転移を認めるが、他の臓器には転移を認めないレベル。
2B期
原発巣のがんの大きさは3cmを超え、原発巣と同じ側の肺門のリンパ節にがんの転移を認めるが、他の臓器には転移を認めないレベル。あるいは、原発巣のがんが肺をおおっている胸膜・胸壁に直接およんでいるが、リンパ節や他の臓器に転移を認めないレベル。
3A期
原発巣のがんが直接胸膜・胸壁に拡がっているが、転移は原発巣と同じ側の肺門リンパ節まで、または縦隔と呼ばれる心臓や食道のある部分のリンパ節に認められるが、他の臓器には転移を認めないレベル。
3B期
原発巣のがんが直接縦隔に拡がっていたり、胸膜へ転移をしたり(胸膜播種)、胸水がたまっていたり、原発巣と反対側の縦隔、首のつけ根のリンパ節に転移しているが、他の臓器に転移を認めないレベル。
4期
原発巣の他に、肺の他の場所、脳、肝臓、骨、副腎などの臓器に転移(遠隔転移)がある場合。

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